護摩

護摩の原型は人間本来の素朴な信仰から生まれたものであるとも云われ

「火の神」に祈りを捧げ、神仏の御利益を仰ごうと祈り願うための儀式であり

加持祈祷の中でも最も重要視される。

加持祈祷とは神仏のご加護を得て保持することであり、行者自身が神仏と一体化を図ることにより

病気平癒・除災招福といった現世利益の為 様々な災いを取り除かんと祈りを修するものである。

その行法として代表的な修法であり、具体的な願望達成の為に日夜、護摩法を修す。

護摩とは、行者が不動明王の知恵の火を以って 凡夫の迷いの心や病気など心身に巣食う、

不浄なものを焼き払い 迷いの世界から、悟りの世界へと幸せな仏国土を築く為の供養の修法である。

また、修験道は霊魂の世界とも関わり 降霊術等も行って真言を唱え、印契を結び、吉凶をも占うのである。

この法は 護摩木とよばれる薪木を人間の「煩悩」に見立てて 火中に投じて、本尊に焼き払っていただこうと願います。

修験者の作法によって火中に神仏を招き、現世での利益を祈り願う儀礼です。

この、護摩という名は古代サンスクリット語の「ホーマ」の音訳を書き写したとされ 紀元前二千年頃の儀式だと言われています。

これが、現代まで脈々と受け継がれているのです。

一般には「護摩焚き」として親しまれ、特に修験道や密教系の寺院では、加持祈祷の中でも 各種の祈願の方法として、現在でも盛んに行われています。

修験道といえば「護摩焚き」と云われるほどですが 、一度ご参詣くだされば  神秘的な部分をお感じいただけるとことと思います。

是非とも護摩の迫力をご覧になり、体感なさって下さいませ。