修験道とは

修験道とは古来より脈々と伝承される、山岳信仰における日本独自の宗教である。

深山幽谷に分け入り、山を御神体として自然を拝み

さらに自らも自然の中に溶け込んで、煩悩を祓い過酷な修行で得た験力を駆使し

祈念、修法、呪文を通して時に霊魂とも向き合い「衆生の救済」を目的とする。

その歴史は飛鳥時代にまでさかのぼり、開祖を役行者(えんのぎょうじゃ)として仰ぐ。

修業をする者のことを 「修験者」 或いは 「山伏」 ともいい

神に祈り、仏を拝むという、神仏習合の独特の世界観のもと、様々な儀礼を行う。

修験者の修法の一つに「加持祈祷」があり、神仏と一体化を図る観念のもと

現世利益の為に護摩法など、あらゆる修法を施して民衆と深く関わる。

現代の修験者の多くは半僧半俗(はんそうはんぞく)として

一般の職業に従事する一方、山林修行ともなると

一時的に俗世間とは隔離して、山内へと我が身を委ねる。

総じて、修験道とは日本が誇る 自然崇拝の道 である。